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女36歳からでもキャリアは作れる 辻三千代 2009.7

結婚後、夫の転勤でコスタリカ、マイアミにいく著者は、夫が現地女性と浮気をしても、よき妻として平静を装い続けた。 ところが、帰国と同時に夫が失踪。筆者は、三人の子どもを育てるために、36歳で、しかも八年の就業ブランクがありながら会社勤めを始めた…

魔女の理論 駒尺喜美 1984

本書は、70年代に各種雑誌に寄稿されたものをまとめたもの。 男性原理への挑戦者として、夏目漱石を再評価する。途中書いてたら消えた。 また明日。

読書リスト

今週から毎日何かを読む。好きな感じのばかりでリハビリから。 タッチ -ダニエル・キイス ひねくれた人に振り回されない88の方法 幼い娼婦だった私へ ソマリー・マム 孤独にさようなら 辻仁成 黄昏のアントワープ 辻仁成 代筆屋 辻仁成 元カレ 小松江里子 私…

DMC 2巻 後ろから13ページ目

妹が、私が買ってきた「デトロイト・メタル・シティ」第二巻を読み終えて、ある言葉の意味が分からないと私に質問してきました。 その言葉は、クラウザーさんと鬼刃のフリースタイルバトルにて、鬼刃が「社会的に汚いもの」を並べたあと、クラウザーさんがし…

読書と経験

でも、よくよく考えてみてよ、別に体験したからってそんなに偉いかっていうとそれもちょっと違う気がする。なんでも実践主義でずたぼろになっていろいろ体験してる人がいたら、それはそれで気の毒すぎる。ましてや、犯罪とか危険なことなんていちいち経験し…

ブスであることは、心理学者であることだ。

クィア・ジャパン (Vol.3) 魅惑のブス作者: 伏見憲明出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2000/10/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 341回この商品を含むブログ (15件) を見る「美という評価基準 −心の中の問題−」吉澤夏子 【メモ】男性優位の社会の構造…

立川健二の誘惑論と、限界。

立川健二の『愛の言語学』を読んだ。 言語学をベースにした<愛>についてのエッセイ集で、『誘惑論』(1991)の続編的な性格を持つ。アマゾンでは売られていないこの本なのだが、言語学の書籍の少ないお茶大図書館に、なぜか置かれていた。そうか。「愛」と…

レイプ被害者にレイピスト(レイプ加害者)の子を孕ませることは、レイプ幻想の一種か?

レイプ 3 (芳文社コミックス)作者: 坂辺周一出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2005/05/16メディア: コミック クリック: 316回この商品を含むブログ (4件) を見る坂東周一『レイプ』(三巻完結)を読んだ。(あらすじ*1) 結末に非常に憤慨した。その結末とは…

「脳と科学と男と女」―心脳問題<男女脳>編 (双風舎『バックラッシュ!』より)から学ぶ

自明ではあるが、忘れやすいこの事実。 「である」から「べきである」は帰結しない。このふたつが結び付けられている場合、そこにどんな飛躍があるかということに注意しておきたい。そのような議論には、「べきである」という主張を裏打ちしたり補強したり、…

『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン  

今大変注目を浴びている、別冊宝島の『男女平等バカ』に触発されて企画された、双風舎の『バックラッシュ!』。発売記念キャンペーンのブログにて、『バックラッシュ!』プレゼント企画に当選いたしました。 ひゃっほい。運がいいのだ。 http://d.hatena.ne.…

フェミニズム側からの主張

「双風舎の『バックラッシュ!』が読みたい!」 双風舎から2006年6月に発売される単行本『バックラッシュ!〜なぜジェンダーフリーは叩かれたのか〜』のキャンペーンブログです。ほぼ毎日更新で、さまざまな企画をお届けします。プレゼント企画もあるの…

反貞女大学

反貞女大学 (ちくま文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/12/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見るあーあー。熱にうなされながら、三島由紀夫の女性論(「反貞女大学」昭和40年)・男性論(「…

エクリチュール・フェミニンについてのメモ

メデューサの笑い作者: エレーヌシクスー,Helene Cixous出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 1993/07メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る本書は、「メデューサの笑い」(1975)、「去勢か斬首か」(1976)、「新しく生まれた…

おまけ 河野哲也『<心>はからだの外にある』

「心」はからだの外にある―「エコロジカルな私」の哲学 (NHKブックス)作者: 河野哲也出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2006/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (30件) を見る今からよみまーす☆ と思ったけど、おなか…

久しぶりに面白かった本 上野千鶴子編 『脱アイデンティティ』

私が面白いと感じる本は、たいてい、その本を手にした時の自分が抱えている問題に解を与えるべくキーワードを、より理論的に説明する本。脱アイデンティティ作者: 上野千鶴子出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2005/12/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック…

買う

現代批評理論のすべて (ハンドブック・シリーズ)作者: 大橋洋一出版社/メーカー: 新書館発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 82回この商品を含むブログ (50件) を見る

「情報化社会論は社会のしくみの問題を技術の問題にすりかえている」

ノイマンの夢・近代の欲望―情報化社会を解体する (講談社選書メチエ)作者: 佐藤俊樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (42件) を見るAI的アナロジー(技術が進歩すれば社会も進歩する)…

かしまし

秋葉で買ったら絵葉書もらっちゃった。かわゆい。 「淡く揺れる少女たちの、ちょっぴりフシギな恋の三角模様。」ってかいてありゅ。 元々男の子だったのが、宇宙人によって女の子にされちゃって、しかもそれが可愛いいという、なんかよくある設定なんだけど…

I先生から指摘された点を強化する週間。

閉じつつ開かれる世界―メディア研究の方法序説作者: 水島久光出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2004/06/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見るぱらぱらと読んだけど面白いと思う。 私が言葉に出来なかったこと、<現実社会>…

メディア×生態系

メディア・ビオトープ―メディアの生態系をデザインする作者: 水越伸出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2005/03/06メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (58件) を見る人工物と人工物の隙間、多孔質状の空間に住み着く生態系に着想を得た…

テクスチュアル・ハラスメント

テクスチュアル・ハラスメント作者: ジョアナラス,Joanna Russ,小谷真理出版社/メーカー: インスクリプト発売日: 2001/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るちょうど私も昨日借りたんです。奇遇ですね☆ 書評、さんくすです。 http://d.ha…

部屋が星だらけ

いつからか覚えていないくらいずーっと前からプラネタリウムに憧れ。寝る前の暗い部屋でリラックスするなら、アロマキャンドルの炎よりも、青白い星を見たいんです。でも、緊急度の高い買い物じゃないので、すぐ忘れる。 今日は本屋に行ったら「大人の科学マ…

『サバルタンは語ることができるか』

サバルタンは語ることができるか (みすずライブラリー)作者: G.C.スピヴァク,Gayatri Chakravorty Spivak,上村忠男出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1998/12/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 62回この商品を含むブログ (51件) を…

ハチミツとクローバー

漫画喫茶です。 読んだことが無いので読みましたが、つまらんかった。なんでだろう。絵もかわいいし、読みやすいのだけど、何か、面白くないんだよね。刺激が無いというか、ストーリーがないというか。多分、小さくてかわいくて天然の女の子を巡る男の子たち…

そもそもの始まりは

シングル単位の恋愛・家族論―ジェンダー・フリーな関係へ (SEKAISHISO SEMINAR)作者: 伊田広行出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 1998/04メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (6件) を見るこれを授業で半年(!!)かけて読んだ学部(2年)…

フェミニズムと言語理論

フェミニズムと言語理論作者: D.カメロン,中村桃子出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1990/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る面白い。 昨日読んだイーグルトンが生きてくるわけですよ。ふふふ。フェミニズムにおける言語分析は既存の文学…

研究とは何か 〜フェミニスト的、戦略的研究の勧め〜

id:shinimaiさんのお勧めで「文学とは何か」を読みました。新版 文学とは何か―現代批評理論への招待作者: テリーイーグルトン,Terry Eagleton,大橋洋一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/02/26メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 116回この商品を含む…

知への意志

初めてフーコー読みました。 疲れた…。いろんなことが1パラグラフに盛り込まれていて、どこをカットしてどこを抽出すればいいか分からないから、参考までにと『知ったかぶり社会思想』を読んだ。 なかなかです。 他にも、イリイチ『コンヴィヴィアリティのた…

「もし<女>が空っぽのカテゴリーにすぎないのなら、なぜ私は夜道の一人歩きが怖いのだろう」ローラ・リー・ダウンズ"If Woman' Is Just an Empty Category, Then Why Am I Afraid to Walk Alone at Night? " Laura, Lee Downs., Comparative Studies in So…

性的行為の政治学

インターコース―性的行為の政治学作者: アンドレアドウォーキン,寺沢みづほ出版社/メーカー: 青土社発売日: 1989/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る本当に本当に面白い。様々な文学作品における性的行為の政治性…