女36歳からでもキャリアは作れる 辻三千代 2009.7

結婚後、夫の転勤でコスタリカ、マイアミにいく著者は、夫が現地女性と浮気をしても、よき妻として平静を装い続けた。
ところが、帰国と同時に夫が失踪。筆者は、三人の子どもを育てるために、36歳で、しかも八年の就業ブランクがありながら会社勤めを始めた。
時代は高度経済成長真っ只中。まだまだ管理職に女性がつくことができない時代。会社では出世を阻まれ、時には利用されることも。しかし、筆者は実力と強い意思でジョブホッピングを繰り返し、遂には教授職を手に入れたというはなし。

当時は仕事と家事育児の両立は大変だったろうが、筆者が自分のために仕事をしているという点で苦労人ではないなと思う。
女性のキャリア形成の参考にしたいな。