彷徨う○×

今日はゼミの発表だった。
「筆者の視点を汲み取ったまとめ方をしてください」といわれたので、そのとおりにやったら、まあ当然評価も良かった。
けれど、肝心の自分の考えをすっぽり抜かしてしまったのが残念。自分の考えの入る余地の無いような完璧な論理展開であったという要因もあるが、やはり政治学についての知識が不足しているあまり、自分なりの構想や問題意識を抱けなかったのが大きいと思う。あと政治学社会学と政策政治学とで分析方法がそれぞれ違うことも要因としてあげられるかな。

いったい私はどこへ行くのだろう。

生活社会科学講座*1にいる間に身につけた知識はどう系統だっているのか全くわからない。卒論が全てというわけではないが、「生活」を中心に散乱した知識の断片が徐々に関連し影響しあうことがないのなら、この講座にいる意義はあるのだろうかと思う。それぞれの各分野で「生活」を扱ったほうが学生レベルでもより専門的に分析が行えると思うのだが…。

いったい生活社会科学はどこへゆくのだろう。

*1:お茶の水女子大学 生活科学部 人間生活学科 の中にある3講座のうちの一つ。「生活」に関する事象を政治学、経済学、法学、老年学、福祉学、家族社会学 をツールに分析を行う。学生は3年次に各教官のもとに師事し卒論作成を最終目標にする。