モラル

「他人の人生の選択を下に置かなければ、自分の人生の選択に自信を持つことができない原因は何か」ってことは、ものすごく根深い問題のような気がする。もしかしたら、「オンナの幸福」「人としての幸福」「理想の家族のあり方」みたいな、かなり大きな定義そのものが、実はとっても脆弱なものであることが原因かもしれない。または、ある種類の人たちには、とことん的を射ていないものだったりとか。だからそれらを手に入れても自足できずに、自分の足元を固めようとする余りに他人に対するモラルをなくしてしまうとか・・・。
http://www.lovepiececlub.com/takayama02frameset.html 無敵の女力 第60回 by高山真)

最近考えていたことに示唆を与えてくれる文章だったから引用。
自分が生きやすいような人生を選択しようとしたら、普通に家庭を作るということが選択肢として下位のものとなっている、というようなことを親しい人に言ったんだけどその時に、落ち着いたほうがいいよぉと、そういった上からの視点で私を諭そうとするのはなぜかしらと思ってた。
"「オンナの幸福」「人としての幸福」「理想の家族のあり方」みたいな、かなり大きな定義そのものが、実はとっても脆弱なものであることが原因かもしれない”ということの『脆弱』をもう少し考えたい。
私の選択がその人の選択を脅かすから、今まで考えなかったことを考えなくてはいけなくなるから、そんな余計なことを考えなくてもいいように自分の選択が揺るがされないように、さらに自分の選択を強調するのではないかなと思った。”「オンナの幸福」「人としての幸福」「理想の家族のあり方」みたいな大きな定義”というのは、今まで疑ったことが無い分、それに亀裂を与えるようなものに対して敏感に反応し、除外するんではないかなぁなんて。神聖化された幸福・理想像は、そういう意味でも脆弱なのかも。

なんて思うのでした。

うう。早く寝たいが、もうすぐバイトにいかなくちゃ。