今日は教壇に立つべき授業がなくなった。

というのも、学年行事で授業自体なかったのでした。
その代わり他の実習生の授業を見学した。

いいですね、教えることが明快な授業というのは。歴史でも、数学でも、既に系統だって教科が編成されているから、教師はわかりやすく教えることに集中すればいいのだ。
一方で家庭科は全くマニュアルのない教科である。
押さえておくべき知識を教えるだけでは全く持って授業なんて成り立たない。一見まとまりの無い知識を総動員し、1時間の筋書きは自分で作るんだ。
確かにそれは授業を作るものにとっては大変だけれど、自分で作った授業を教えるということは嬉しくもあり楽しいことだ。
伝えたいことが、そのまま生徒に伝えられる、そんな教師にとって恵まれた科目がそうめったにない。