「医師としての仕事と家庭の両立とをどのようにしていこうと思いますか?」

面接の時にされた質問で少し「え?」と思った質問がある。
それは「医師としての仕事と家庭の両立とをどのようにしていこうと思いますか?」という質問。
妊娠・出産という生物学的タイムリミットがある程度厳密に定められている女性にするのならば何となくわかるけど、男性にもこういう質問をするんだなぁと、妙に記憶に残る質問だった。
自分のプライベートや家庭を犠牲にして、ガリガリ仕事をするだけが医師の人生じゃないとは思うけれど、かと言ってここで、「嫁さんと子供のために仕事はそれなりにセーブしようと思います!」なんて人が研修医としてやって行けるのかというのも、また疑問である。
そもそもそんなこと言ったら雇ってもらえないのかな。

(『ある医学生の言いたい放題』(id:CROCODILETEARさん)
 http://d.hatena.ne.jp/CROCODILETEAR/20040823

この面接の質問、奥さんと子どものために仕事と家庭を両立する意識があるか云々というより、自分のために生活というものを大切にする、という視点があるかを聞いているのかなとも思った。もしもそうならば、いい質問じゃぁないか、と思う。皆、生活をよくしようよ。ね。
また、偏見かもしれないけれど、十分な休養と食事と運動を取っているような健康的生活を送っている人のほうが技術・知識・人格的にも信頼できる。そんな医者に看てもらいたい、患者としては。