(9/9)浴室掃除は男性の仕事――トステムが調査、関東地区の10―20代世帯(Smart Woman)

浴室掃除を主に誰がやっているか、という質問に対し、全体では女性60.1%、男性33.9%、子供2.7%だった。10―20代の夫婦だと、女性は43.9%だが、30代は54.5%、40代は63.4%、50代以上は74.8%と年代が上がるごとに女性の比率が高まった。同調査は関東在住の既婚男女を対象、7月21―28日にインターネットで質問。746世帯から回答を得た。
[日経MJ]

この今回の統計の背景には、10〜20代夫婦は30代以上に比べて共働き夫婦が多いということがあって、それが数字に影響を与えているように思えるが、どうなのだろう。
余談ですが、私の従姉妹(19歳で結婚。現在22歳。専業主婦。3歳になる子供1人)の夫は大工。夫の家事は風呂掃除だそう。

まぁ、お風呂掃除というのは頼みやすいものです。きちんとやろうと思ったらキリのない部屋掃除と違い、やることが単純明快なので。ちょっといい加減にやってもあまり問題はないしね(長期的にみると、例えばカビが落ちにくくなるなどの問題があるが)。わたしも忙しいときはちょっと手を抜いたりします。
家事なんてそんなモンでいいと思う。モデルハウス並みのきれいさなんて必要ないのだから、完璧を追求する必要はないのだから。もっと気軽にさ、簡単なことからでいいから家事をやってみてほしい、考えて欲しいね。


って思ったのだが、
今までの学校教育で、特に小学校では「お手伝い」ということで家事をやるように指導してきたはずだし、男女ともにやってきたはずなのだよね。しかし、家庭において家事を子供の仕事として任せる親は少ないのだろう、このような学校教育むなしく、家事分担という考えが定着しているように思えない。いや、それだけでない。小学校では、母親の仕事である家事を子供が「お手伝い」する、という設定でお手伝いの課題が生徒に渡された記憶がある。中学校では冬休みの宿題として大掃除が行われることを狙って、家の掃除の仕方を調べ、実行するという課題があったが、それは単純に掃除の技術を学ぶというものだった。ここでも小学校と同様に、自分の生活とと家事について考えることはなかった。
しかし、近年の家庭科は、家族や進路、職業生活といったライフコースと照らしあわしながら生活全般を学ぶことの比重が大きくなっており、衣・食・住、介護・保育など技術的側面の大きいこれらの学習を実生活に関連付けるという意味でも重要に思う。