笑顔で挨拶するの意味

今朝、バイトの男の子におはようございますと言ったら「いつも笑顔で挨拶するよね?」といわれた。「ありがとう」と素直に返事して簡単にスルースりゃいいものを、「〜よね?」と聞かれたから、それに対して理由つきで返答をする義務が発生したと(勝手に!)感じた私は、ちょっと困った。実は理由がちゃんとあったから余計困った。
しかしその本当の理由については触れずに、当たり障りのない理由、挨拶されると自然と笑っているんだ、ということを言った。全能的な人格を備えていることをほのめかすみたいな答え方で感じが悪く思えた。余計困った。その発言を聞いたあとの彼の顔が思い出せない。

まぁ、彼にどう思われようが特に気にならないので偽善にあふれた嘘の供述につい何か心残りなわけではない。核心は、なぜ笑顔で挨拶することを覚えたのかということにある。
笑顔で挨拶しようと思った動機は単純で、爽やかに挨拶する人は明るくて良い人そうに見えるという認識に「あった」。自分もそうなりたいと「思った」。今朝はそれが答えだろうと思っていたので、彼にあのような発言をして恥ずかしく思っていた。しかし、よくよく考えるとそれも違う。今は、そのような認識があって、そして行動しているわけではなく、習慣的に自然に笑顔であって(この段階では彼に言った理由は間違ってはいない)、笑顔で挨拶した後に得られる気分のよさ*1を経験的に知ったためにいまやそれを求めて好きでやっている、としか思えないのだ。

自分のために挨拶しているようなものだということに気づいて、この素直な感覚が、自分で言うのもへんだが、好ましく思えた。最近自分主体の感覚に意識的になっていなかったなと思ったのだよ。
個人的に笑顔で挨拶、お勧めするよ。

*1:言葉を発した後の自分の反応、それを聞いた相手の反応、さらにそれを聞いた自分の反応、すべてが上向き!連鎖反応みたいなもの