「横山文野賞」

朝日新聞で、昨日、今日と載っていましたが、
asahi.com:34歳の研究者の志継ぎ、卒論に冠名賞 跡見学園女子大〓-〓暮らし
また、横山さんの夫のブログ「Tom's DIARY」にはその授与式の詳細が書かれています。
「妻が賞の名前になった」(3月18日)


昨年の7月28日に癌で無くなった、跡見学園女子大学講師の横山文野さん。学内では、横山さんが「生きた証を作ろう」との呼びかけで、女性学の優れた論文を表彰する「横山文野賞」が設立されたそうです。今年度が第1回で、1回目の受賞者にはマネジメント学部1期生で、横山さんのゼミ生だった渋谷美佳さん(22)の卒論が選ばれたそう。論文内容は書かれていないのが残念。



学部時代(大学3年)に横山文野さんの『戦後日本の女性政策』を読みました。この本が32歳(2002年。ちょうど癌が発見されたとき)という若さで書き上げられたものだと言うことが信じられないほどに、丁寧に各時代の政策について研究されています。確か博士論文だったと思います。
希少なライフモデルとして、憧れ、目標としていた人は多かったのではないかと思います(私もその一人)。こうして賞が設けられたことで女性学を学ぶ学生に横山さんの遺志が引き継がれてゆくことを願います。



※「横山文野」のキーワード作りました。