仕事に対する考え方

マルクス主義フェミニズムは、再生産労働を「発見」し差別の構図(資本家/生産労働者/再生産労働者)を明らかにしたという意味で大いにフェミニズムに寄与したかもしれない。
しかし、実際に再生産労働を担う「女」としての私が生産労働者の立場になってみて思うのは、果たして私は資本主義によって「生産労働者」として、そして「最生産労働者」として二重に搾取されているのだろうか、ということだ。
現実社会(これに相対するのがネット)における「私」の中の時間、空間、歴史は常に直線的あるいは連続的であり、公と私は相互にかかわりあっているのである。
もうすこし「私」を始点に考えてみる必要があるのではないか。