私の出身はサイタマです。

最近、サイタマージャン http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Pastel/1988/saitamajan.html というマージャンサイトを教えてもらった。これは、さいたま市ネタでパイの柄が構成されいる。南 と 与野 で 南与野 とか 浦和 と 与野 と 大宮 で 合併都市 となり、『ふむ』とうなってしまう。でも、あがるときに『サイタマー』という声を聞くたびに、やっぱり埼玉は馬鹿にされているんだなーと胸が痛くなるよ。

ま、いいんだー。山も海もないけど東京に近いし、山も海も近いし、専業主婦率が日本一高いし(それって家計潤っているひとが多いということだろう)、有名進学校も多いし、最近NHKアーカイブスができたし、治安が良いから夜中散歩しても平気だし、狭山茶はおいしいし。


それにしても埼玉以外に馬鹿にされている県はあるのだろうか。ない、というのはありえないと思い、探してみた。
⇒あった。それは…

☆☆岩手県☆☆

1977年、千昌夫が『イワテケーン』と絶叫する松下電器のCMが話題となった。

:::::::::::Q.なぜ千昌夫は『イワテケーン』と叫んだのか。:::::::::::

A.⇒岩手は古来『みちのく』と言われた。『みちのく』とは道の奥、化動の地という意味である。

これは随分と蔑視した言葉である。
このような表現は心象に微妙な陰りをのこす。

『イワテケーン』のCMは、岩手人の複雑な心理を画面に写し、自ら嘲笑の対象を意識して、中央への媚と反発心の心情を表現しようという試みだという。

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『サイタマー』とはまるっきり違うなあ。

『サイタマー』は県民自身が発したことばではなく、笑いを誘うためのものであり、かつ県民も自嘲的になってこの偏見に加担しているが、『イワテケーン』はこれを県民の声として言うことによって、差別を浮き彫りにし、加害者意識の無い相手に対抗していこうという意思を表している。

今日では考えられないCM、というか行為。
これはやはり1960年代後期から1970年代初期の市民運動(学生紛争、ウーマンリブ、などなど)の余波かしらね。

それにしても埼玉県に県民性はあるのか…?(なんだか国民性の消失をなげく近年の政治家みたいなことを言っちゃいました)

サイタマへの熱い思いを書いたところで、そろそろ親孝行しに実家である埼玉県へ行くとするか。