お決まり

ジェンダーフェミニズムに関する論文を読んでいると、必ずと言っていいほどとある言葉が出てくる。(ある一定の筆者の文章しか読んでいない、という訳ではないですよ、念のため。)

○『〜の鬼子』*1
○『〜は喝破する(した)』*2

これ、これ!
そう思いません?

ちなみに、私はどちらの言葉も気持ち悪くて使えない。特に後者は変なイメージというか、確信を抱いている。
『喝破する』という言葉は、それを用いる事で、二重の意味で確信に対して強調がかけられる事になると思う。

  (1)喝破している本人自身の確信(というよりむしろ自信)
  (2)発言者が喝破していると判断した、筆者の確信
    (というより『よくぞ言い切った』という賞賛、共感)

喝破しちゃっている発言者も安易に見えるし、喝破したと判断し、さらに絶賛している筆者も安易に見えて、いや。(実際は相互ではなく筆者の一方的な思いなのだけど)相愛、情愛、溺愛を見せつけているみたいに思ってしまう。

++++私も君もへんね−−−−−

*1:空から悪いものが降ってくるの意味

*2:1 大声でしかりつけること。「『返事をしないか!』と江間君の―した時/第三者(独歩)」2 誤った説をしりぞけ、正しい説を確信をもって言い切ること。「神にも苦痛があるとは、たしかカライルが―したのである/神秘的半獣主義(泡鳴)」…大辞林より