study

大学及び企業における女性研究者の割合

総務省は13日、06年の科学技術研究調査で大学や企業の女性研究者が10万2900人おり、53年の調査開始以来初めて10万人を超えたと発表した。研究者全体に占める女性の割合は前年と同じ11.9%だった。 所属別にみると、大学などが6万3400…

すごい勢いでブログを開く

過去一週間の、「d.hatena.ne.jp内の注目エントリ」を見て、ブログの書き手の性別を確認し、男女比を集計しています。7日間で600エントリ近くありますが、数の大きさ以上にこの作業は大変なものでした。半日やっても半分くらいしか進みません。確に大体のブ…

ポストモダンが分からない

先日、夜間セミナーでの発表後、教授から「あなたの言う『ポストモダン』は何を指しているの?」と質問されました。フェミニズム研究における、「ポストモダン」的視座とは何か。かなり困った質問なのですが、論文中に「ポストモダン」という言葉を入れたい…

性を買う側の欲望は受動的か?

のざりんさんの10月14日の日記「売春という欲望」を読みました。 "世界、障害、ジェンダー、倫理 - 買春という欲望" これは、ピギフェミさんの日記「受動性の肯定」を受けて書かれたものです。もしかしたら、ピギフェミさんの文章を先に読んだ方が分かりやす…

告知:『ジェンダーとテクノサイエンス』

お茶の水女子大学ジェンダー研究センター(IGS)主催 第21回夜間セミナー COE「ジェンダー研究のフロンティア」C1/2/5共催『ジェンダーとテクノサイエンス』Gender and the Politics of Technoscienceジュディ・ワイスマンJudy Wajcman お茶の水女子大学ジ…

告知

夜間セミナーです。 第何回かでサイバーフェミニズムについても触れます。少々コメントさせていただきます。 ジュディ・ワイスマン Judy Wajcman お茶の水女子大学ジェンダー研究センター外国人客員教授 オーストラリア国立大学教授■お茶の水女子大学ジェン…

「私の結婚という主観的な意見」

「私の○○」として、主観的に語ってみるのも悪くない。From "I". フェミの悪い癖かもしれないけど、私は、結婚には「幻想」がある。それは、「悪い幻想」であり、現実にはいろいろな結婚生活が存在している中の偏見であって大変失礼なことだし、反省すべきも…

ネットの「私」が召喚されても、そこに「私」などいない。しかしそれは確かに私なのである。

たとえ論文中間発表のレジュメが出来上がっていなくても、 私に声をかける勇気ある人がいる限り、 どこへだって会いに行くんです。 そんな蒸し暑い私と夏の午後。 というわけで、とあるmixi内コミュニティ運営者である私は、ある熱心な学生団体にゲスト?と…

サイボーグ・セクシュアリティ

昨日の「映像表現とジェンダー」研究会より*1 『攻殻機動隊』ラブ☆な人々(しかもゴージャスな顔ぶれ!)が集まり、非常に興味深い議論が多数出た。 やっぱり、草薙素子のセクシーな服装(革ジャンと下着のような服というコーディネーション)について盛り上…

フェミニズムを右手に 欲望を左手に

そういえば、最近の論文指導にて、教授に「あなた、フェミニズムはどうしたの?」と言われた。 おお。シスターフッド。 Thanks for Feminism. 私は何をしていたの? 別になんてことは無い。飽きてしまっただけ。理論と現実のはざまで右往左往しているうちに…

翻訳@Wiki

先ほど、ジュディ・ワイスマンが翻訳用のWikiにコメントを残していた。 感動。つながっているんだよね。うん。うん。

消費フェミニズム

id:kmizusawaさんのところで初めてこの言葉を見ました。遅いのかしら。 新・後藤和智事務所 〓若者報道から見た日本〓: (短期集中連載)三浦展研究。はてなキーワードもここから抜粋。ちょっと長めに引用します。 「消費フェミニズム」とは何かというと、こ…

翻訳:今日の業務

Wajcman翻訳プロジェクト発動!8月発行予定。 編集作業用Wiki作成などなど。 ちょっとわくわく。でも、jun先生にはしかられるかしら…。

かなり先のシンポジウム「ことばとジェンダーのこれからを考える」

私の関心所の一つ、言語とジェンダーについてのシンポジウムがお茶大で7月に行われる。 中村桃子(関東学院大学)さんも来るそう。楽しみ。 昨年七月、言語研究者であり、憲法を守る会の主宰者であった寿岳章子さんが亡くなりました。 言語研究者としての寿…

スランプは昨日まで

修士論文について悩んでいた。 インターネットというサイバースペース内での女性の主体性の獲得について。 問題への関心は、まず、サイバースペースという身体性の希薄な空間で、いかに女性が主体性を獲得してゆくのか、どのように自分のジェンダーを演じる…

女の共感 についての最近の言及

いまさら感たっぷりの内容ですが、いまでも十分話題になる、この手の性差話。 興味深く読ませていただきます〜大元ですか? "ぼくはまちちゃん!(Hatena) - 女ってアレなんだね" http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20060301/1141224869 "ぼくはまちちゃん!(…

どんな事態でも筆は置かない

できることはそれだけ。 数々の悲しみは確実に私の力になっている。 悲しみを表現せずにはいられないだけで、決して悲劇のヒロインを演じたいわけじゃない。 過去最大のビッグウェーブの頂においてそれだけの前向きさを保つことが出来る、この五年間の…。 *…

情報様式論

情報様式論 (岩波現代文庫)作者: マークポスター,Mark Poster,室井尚,吉岡洋出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/10/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (15件) を見るずっと前に読んだのを読み返した。 第4章 デリダと電子的…

宣伝・「映像表現とジェンダー」研究会

メキシコ、プエブラ自治州大学の人文科学研究所、ジョン・ムラス氏(John Mraz,リサーチプロフェッサー)による、80点に及ぶ写真映像資料を用いたメキシコ女性におけるジェンダーについての講演会。タイトルは「Imaging Identity: Women and Photography in …

Judith Butler講演会

本日です。 徽音堂は寒いので寒さ対策は万全に。 そして早めに並ぼう。 12日にICUで座談会があったんですね…。 http://d.hatena.ne.jp/irukahotel0608/20060110#p3 http://d.hatena.ne.jp/irukahotel0608/20060112#p1 70人規模で2時間。竹村和子先生も。 う…

シンポ+α

報告:金富子(韓国・韓神大学校)「NHK番組改変事件とジェンダー」 女性国際戦犯法廷や性被害者のインタビュー等の放送した、NHK「問われる戦時性暴力」(2001.1.30)の、政治介入・番組改変事件について取り上げ、「慰安婦問題」は「加害の歴史」だけでな…

シンポのメモ

本日行われた「統括研究「ジェンダー研究と<アジア>(連携研究「アジア認識とジェンダー」研究会)」(http://d.hatena.ne.jp/chidarinn/20060105/p1) ○基調報告:権仁淑(韓国・明知大学校)「韓国の軍事化とマスキュリニティ」 軍事主義文化と家父長制…

【宣伝】ジェンダー研究と<アジア>

2006/1/7 統括研究「ジェンダー研究と<アジア>(連携研究「アジア認識とジェンダー」研究会) 日時:2006年1月7日(土)13:30〜17:30 場所:お茶の水女子大学 理学部3号館 701教室 タイトル:「アジア認識とジェンダー」研究会シンポジウム「東アジアの『…

「運命」

わたしちは世界の全ての事象に<意味>を与えたがっている。 <意味>を知りたがっている。 そして、そもそも<意味>があると信じている。 不気味な記号の羅列、偶然の一致、そしてその連続、などなど…。 そういった「不可思議だ」「起こりえないことが今ま…

「女装」について

私の以前の記述に対して、というわけではないのですが、独自に「女装」について考えて書いていらっしゃる方がおられたので紹介します。ピギフェミ(piggy-feminist) http://piggyf-p.seesaa.net/article/9140341.html(記事途中)

ネカマとか

なぜ性別を偽って日記やブログを書くのか。 の答えを飲みながら考えて、 やはり、性別を違えなくては話すことができない何か(話の内容、話のスタイルなど)があるはずだという結論を得たのです。 例えば紀貫之。 紀貫之は「をとこもすなる日記というものを…

第2回F-GENSシンポジウム「ポスト冷戦期のアジアとジェンダー研究」二日目午前、若手研究者企画セッションのお知らせ。

以前も日記で宣伝をしましたが、11月5,6日の二日間行われるお茶の水女子大学COE「ジェンダー研究のフロンティア」主催、第2回F-GENSシンポジウム「ポスト冷戦期のアジアとジェンダー研究」の2日目(6日)午前に開かれる若手研究者企画セッション「アジアか…

最近ショックだったこと。

指導教官に修士論文のレジュメを見せたところ、「あなた、社会学好きね?」と言われた。 ジェンダー・スタディーズは、社会学の中にあるわけではないし、学問自体に中心となる理論もないということに改めて気づかされた。

新語:ラブハラ

世界のはて - ラブハラスメントキーワード化の準備記事(id:Masao_hate)

言論の形成とインターネット

この手のナショナリズムや反フェミニズムがネット上で頻繁に見られるのは、それは単に社会情勢の反映なのか、それともネットというメディア・テクノロジー自体に、ナショナリズムや反フェミニズムを醸成するメカニズムが組み込まれているからなのか?この問…