集中講義:家庭看護(第3回)

今日は、(1)ピル(2)出生前診断

Q1 彼氏が「ピルを飲んでみなよ」と言ったらあなたは飲もうと思いますか?
A1 飲む→2人 飲まない→残り全員 (n=約45)

圧倒的に「副作用が怖い」と言って飲みたがらない人が多い。あとは「子供ができにくくなる」「乳がんになりやすくなる」といった不安。
そうかといえば、製薬会社のピル解説(?というか普及、布教!)ビデオは、底抜けに明るくメリットが前面に押し出されているし。

低容量ピルは副作用も少ないし、そのうえ99.9%の成功率なので(もちろん感染症予防のためにコンドーム(成功率86〜98%)は必要だけど)利用するメリットは大きいと思う。なにより女性が主体的に性をコントロールできるということが良いと思う。しかし使用している人がほんの数%しかいないという現状より、いかにピルに対する危惧が大きいかがわかる。フェミニストが認可を求め議論を重ねて、ようやく98年(だったかな?)に認可されたピルだが、このような普及率では、立場が無い。そればかりか、ここで自分らの理念の追求自体に目的意識を持つ団体であることが暴露されることになる。フェミニズムが単なる運動の域を脱しない理由がここにあると思う。

さてさて、先生は女性用コンドーム(成功率93.4%)を、「こんどためしに使ってみる」と言うので、いろんな意味でひやひやした。
お年のこととか…。