出生前診断

もし、出生前診断が可能なら、女性の皆さんは受けますか?(男性は、女性に受けてもらいたいですか?)それによって、事前に障害児(たとえばダウン症)であることが発覚した場合、中絶するという判断は間違っていると思いますか?

障害児だと分かって中絶するのは、障害者差別である、という考え方がある。
なんだそりゃ、と思う。
その考え方で言うと、ほしくないという理由(いわゆる経済的理由による中絶で処理される中絶)は、極悪なのかな。
障害者を抱えるよりも容易に育てることができるのにもかかわらず、人権を無視して殺害するのだからね。

また、障害は個性である、という考え方がある。
障害児を持った親が言うのは考えられるけれど、出生前診断で判明し、かつそのように言って肯定しようとするのは、不自然である。本当に障害児でも何でも子どもがほしいのならば、出生前診断など受けなけらばよいのだが、障害児を出産した母親が次の子どもを身ごもった際、そのうちの7割の人が出生前診断を受けている。

結局、奇麗事を言ったって、障害児はいやなんじゃないか。子どもがほしいなら、出生前診断なんか受けるな。おかしいじゃないのさ。子どもが要らなくてもできたら無条件で生みなさい!といいたくなってひまう。

と、辛く言ったって当事者の心理は筋道通ったものではないのだろうから、仕方ない。だから、そんな論理なら、他人に主張したり、諭したりするような活動はしないでほしい。中絶が意味も無く悪になってしまう。

私は、中絶することがなぜ悪いのかよくわからない。それについて私を納得させるような論理展開をする人がいたら読んでみたいなぁ。