盲学校で介護体験@ボーリング場

今日は盲学校の生徒たちとボーリングへいってきた。
大学生それぞれにつき1人の生徒を受け持つ。
盲学校、といっても単に目が見えないだけの人ばかりではない。重複障害を持つ人たちが結構いる。
かなり生活は大変そう。

私はなぜかしら、重度の重複障害をもっている女の子に当たった*1。眼球は両目とも義眼、知的障害によりしゃべることもできない。発するのは音のみ。ずっとゆれている。無気力で、歩くのが面倒になったり、自主的に何か身の回りのこと(水を飲むこと、トイレに行くことすら!)しない。
他には、非情に女の人が好きな男の子が2名いたり*2、無気力な子がいたり。


意外なことに*3私は障害を持っている人を受け入れる体勢ができていたようで、『わー。どうなるんだろう』と不安になっていたのは実際に生徒たちに会う前までだった。生徒たちをみていると、面白いなぁと思うことばかりだった。実際に手を引いて散歩してみたけれど、ほんと面白い。話せないのだけれど、少しは私の言っていることを理解しているみたい。階段に差し掛かったときに「手すりに捕まろうね」というと、手すりを探していた。

ボーリングの結果はというと、その子は投げることもできないので結局私が投げている状態だった。けれど、それでも体験していることに喜びの表情を表していた。すこしでもその楽しみの役に立てたことが嬉しかった。

目が見えないので、昼夜逆転生活になってしまうそうだけれど、今日は疲れたみたいだからちゃんと夜に寝られるかな?

*4

*1:要注意人物を担当したのは全てお茶大生。3人。わざと?東大生、中大生だっていたのに。見込まれているのかしら。

*2:触ってくるので、先生がたがとめに入る。だったら担当する学生は男子にすればいいものを、面白がっているのか何なのか、わざわざお茶大生をつけて…。介護体験が始まる前のそのお茶大生の顔は顔面蒼白でかわいそうだった。

*3:本当に意外。そんなやさしくしたいとか、かわいそうとか全く思ったことはないのだから。無関心ではないけれど、できれば関わりたくない、という現代人です。

*4:目の見えない人と私との間にはそれほどの違いは無い。けれど、生活という同じ土俵に立つととたんに違いが出てくる。すこしでも安全で不安を感じないで生活できるような道路や施設の整備が進めばいいなと思う。