バイバイ彼氏

基本的に、私はバランス感を持ち合わせた独自の世界、主義を持っている人に惹かれる。これは昔から思っていたことだ。

そして最近認識したことは、実は私は、男嫌いで、それに従う女も嫌いで、でも男にあこがれていて、それでもやはり女が好きで自分も好き、ということだ。フロイトの言うところの「男根羨望」というか、羨望だけでなく獲得を目指しているというか。違う言葉で言えば、両性のよさを備えた万能でレアな人間になりたがっている。最近、特に大学に入ってからこの傾向が強いのではないだろうか。


自分がとても「男らしさ」を求めるあまり、男と女の関係が作れないのだ。相手がたまに「男らしさ」見せるとそれを否定したくなってしまう。私は女らしさが見せられない、見せるとしたら「母」としての女しか表現できない。しかし、それでさえも、相手の人を自分よりも一段低く見るための手法と成り果てているのだけれども…。

これってフェミニズムの害毒なのかい、林*1さん?と思ってしまう。

恋愛について考えすぎなのかな。(結婚と恋愛の境界とかね。)
無条件に好き、という気持ちがいつしか分からなくなってしまったよ。(もしかして、倦怠期と同質のもの?)
2年前はお菓子を作ってもっていったりしたものだけれど…。

でも一番自分で衝撃を受けたのは、相手の喜びを喜べなかったこと。これは上記のことを象徴するような出来事だった。

「対等な関係」というのが逆に私の中で「競争相手」になってしまった。

これは常にコンプレックスを抱えているとしか考えられない。

そんな関係は自分がどんどん醜くなるのでやめることしした。
自分とは遠いところで、その活躍を眺めていたい。
そして自分はそんなにも「男」と競争をしたいのなら、他人と比較することなく自分の中で戦えばいいのだ。甘さを鍛えればいい。そして、性別にこだわらなくなればいい。

彼氏の弱さを自分の強さと思い上がりたがる自分の弱さにうんざりした私は、彼氏からさよならをしたいと思う。