施設外授産の活用による就職促進事業

一般の方の就職がこれだけ困難な時代ですから、障害を持った方の就職となると非常に困難な事だそうです。
学校の先生方も懸命に探されていますが、受け入れる企業は殆ど無いようです。
作業受託もしかり。いわゆる”下請け”の中小企業ですら仕事が無くて苦しい時代なのですから、作業受託もあまり無いそうです。
簡単な作業、軽作業は1円でもコストダウンと言う事で、どんどん諸外国に回ってしまいます。
そこで、新しい制度が出来るようで、その相談に来て下さいました。
「施設外授産の活用による就職促進事業」という制度だそうです。弊社に、毎日施設の方が働きに来られて作業をするのですが、指導の先生が一人付いて下さるそうです。又、会社内に独立した場所を作り、そこで作業をさせてもらいたいとの事でした。
私は快くお受けしようと思っています。

『父親的生活』より
http://seurat.blog.ocn.ne.jp/kazu/2004/08/post_60.html

私も介護等体験で授産施設に行った際に、施設外の労働について聞いてはいたが、こういう事業名だったのか。知らなかった。
私の聞いた話は、事業先(ごみ処理場)と授産施設利用者との関係が上手くいき、よい事業先として成り立ちかけたころに、その利用者たちを差っぴかれ、事業先としての提携を打ち切られた、という話。そこの職員、利用者を指導するのに大層努力していたそうで、非常にショックを受けたそう。
就職先が見つかった人がいるというわけで、目的にかなっていて良いことのような気がするが、それよりも貴重な利用者たちの訓練としての仕事先を失ったことのほうのデメリットが大きいようだ。それほどに仕事を与えてくれる事業所は少ない。

☆「施設外授産の活用による就職促進事業」
授産施設の入・通所者を対象に、企業等の事業所において授産活動を行うことにより、当該事業所等との連携を深め、施設外授産終了後、企業等への就職促進を図る。