女性役員:日本は最少 最多は米国、2位英国−−世界の大企業200社で調査

【ニューヨーク共同】世界の大企業200社(売上高上位)の役員のうち女性の割合は米国が17・5%と最も高く、日本は0・7%と大企業を多数抱える先進国中では最下位であることが、米国の非営利団体の調査で8日、分かった。全体の女性役員の比率は10・4%。調査によると、04年6月現在、大企業がある21カ国中、米国に次ぎ女性役員の比率が高いのは英国12・5%、ドイツ10・3%。日本は対象が27社で米国(78社)に次ぎ2番目だったにもかかわらず、女性役員がいるのはソニー日立製作所日本生命保険の3社だけで、各1人だった。

 調査はコーポーレート・ウーマン・ディレクターズ・インターナショナル(CWDI)が実施。CWDI共同会長のイレーヌ・ナティビダッドさんは「トヨタ日産自動車など著名な企業の経営陣に女性がいないのは、企業にとってメリットにならない」と指摘した。

毎日新聞 2004年10月10日 東京朝刊

このニュースが2ちゃんで、しかもビジネスニュース板で女性叩きしているね。
女でも使える人材なら使うはず→実際に役員に女性はほとんどいない→女性は無能 というように女性役員、管理職の少なさや就労期間の短さなどは個人の問題としてみなしてしまうのが正論っぽく通用しているのかね?社会学的考え方を用いることによって問題を多面的総合的に捉えることができ、より其問題の所在が明らかになるはずなんだけれど、その手法を多くの人がとらないのは、問題の鍵となる事象が見えないから?そんななかで連発される男女平等ほど恐ろしいものはない。女性と男性の働き方の格差が見た目美しい”男女平等”という言葉によって隠されて、さらに男女平等に基づいて結果主義的、能力主義的立場を採用、そこからでた職場での男女の格差は絶対的な性差―女は男より劣っている―に還元されてしまうから。
まだ露骨に女性蔑視していてくれていたほうが扱いやすいのに。本当に女性蔑視なんてされちゃ冗談じゃないですが。