「最新の避妊方法」について考える(Hotwired Japan:10/26)

「世界中で研究されている避妊方法は100種類以上にのぼる」(週刊新聞『インランダー』紙のカラ・ガードナー氏)だそう。
しかし「避妊法がいくら進歩しても、利用できなければ、役に立たないも同然」だ。
米下院では緊急避妊薬の店頭販売の必要性を認識しているそう。http://my.webmd.com/content/Article/90/100794.htm
しかし、このように手軽に緊急避妊薬が手に入るからとはいえ、決して女性はこの薬や性行動に対して軽率な態度を示すようになるのではない、この薬による副作用や、薬を服用することによる心的ダメージを知っている女性たちは自ら責任ある行動に出る、とこの記事を書いたアメリカ人記者は考えている。
確かにわたしもそう思う。
が、自由に手に入るようになり、それに従って副作用の少ない薬が開発されてゆくとしたら、同様のことが言えるのか。副作用のほとんど心配の無い中絶薬が手軽に購入できる環境において、人はどういう行動に出るのか。それについて想像してみたいことだが、私の分野ではないので…。
まぁそんなことを考える前に、避妊がしっかり出来ればよいのだ。それは失敗した後の対処法を研究するよりも、ポジティブである。女性があらかじめ自分で自分の性をコントロールすることで、早期に不安の芽を摘み取ることができるのだから。

今、最新の避妊薬として私が興味があるのは、オーソ・エブラ(Ortho-Evra)。
詳しくは、FDAが新しいパッチ型避妊薬を承認(Wired News:2001/11/21)で。

■使用法

  1. 始めるときは、生理が来たら5日以内にパッチを貼る (初回だけ最初の週はコンドームを併用)
  2. 1週間後にそのパッチをはがし、違う部分に新しいパッチを貼る
  3. 3週間繰り返し、4週間目は何も貼らない
  4. パッチ無しの週に生理が起こる
  5. はがしてから1週間目に次のパッチを貼る

■利点

  1. ピルと比べて、使い忘れがはるかに少ない
  2. 薬としての効果が同じでも、使い忘れによる妊娠率が少ない
  3. 消化・吸収の過程を使わず、直接血液に吸収されるルートを使うので、ホルモン量が少なくてすむ
  4. ホルモン量が一定のレベルを保つので排卵が起こる可能性が低い

(http://www.junglecity.com/pro/women/16.htm)

ネットで輸入代行業者から買えるようだ。
買ってみようかな。<参考>海外での避妊・中絶に関する年表(詳細)