追記

中山文相は歴史以外にも男女混合名簿についても文相という立場上中立を装おう必要を認識してはいるようだが、タウンミーティングで現われた本心「小さい頃から男も女も同じだということだと、どういうことになんのかなと思う」とその後の記者会見での「良い、悪いというのは思わないが、例えば身体検査の時に、小学校高学年になって同じ所で裸になるのはいやだという声も聞こえる。十分注意していかなくてはならない」から言って、決して中立な立場から混合名簿について考えているとはいえない。混合名簿をする=男と女を同じに扱うといった極論を信じてしまうということは、いわゆる「フェミニスト」とへの過剰なまでの拒否感によって自らの思考を停止させているとしか思えない。また、身体検査を全裸とか、男女混合でやるということは、子供のプライバシー、人権を配慮していないという点で、男女混合名簿とは直接的な関係のない話である。
ただ、トラックバックして下さった id:satsuki566さんの記事は、実体験から混合名簿の不便さを述べている。身体測定のように男女の性に配慮する必要がある場合があるから男女別名簿を全ての学校生活において使用するというのは利便性の点から理にかなっているかもしれないが、だからといって男女平等を推し進める一つの方策としての混合名簿の可能性について否定することはできないのではないか?と思う。
※男女別名簿が、即、男女差別だとはいえないが、名簿によって繰り返し男女を区分する行為が生じることで、不必要な区別や上下関係やジェンダーイメージを産むことは在ると考える。