The MACHINIST(マシニスト)

シネクイントにて本日よりロードショーの「マシニスト」をみた。
特別割引としてマイ枕を持参すると一人\1,000で見ることができるというので、もって行った。マイ枕を持ってゆく人などいないため、映画館係員に写真をとられたが、一体どうするつもりだろう(聞いておけばよかった)。

映画については、既に1年間眠らず、骸骨のようにやせ細った機械工のトレバーが、自宅の冷蔵庫に突如現れたハングマン・ゲームの張り紙と、彼の周りに起こる様々な不可思議な現象との関係性を結びつけ、ことの真相を究明しようとする話。真実を知ったとき、なんとも恐ろしい結末が待っているというもの。

みての一番の感想は、大変怖い話だったということ。
内容的にも、教訓的にも「なぜ眠れないのか?」がポイントね。眠りは大切だし、眠りを妨げる原因を知って取り除く努力をすることはもっと大切だと、実感したよ。

それにしても、映画紹介には『「メメント」を超えた傑作』と書いてあるが、個人的には、「メメント」が好み。どちらの作品も止まった「時間」の中にいる主人公の格闘が描かれていることや、最後と最初が繋がるという巧妙な構成は似ているのだけれども、「メメント」はスピード感ある展開の中で、一方「マシニスト」はこれとは反対に、閉鎖的な空間の中でのじめじめと、ゆっくりとした時間の中で主人公が苦しんでいる。だから、「マニシスト」のほうが純粋に恐怖だけが伝わってくる。怖い怖い。

怖いといいつつも、このようなタイプの映画は好きだなぁ。いつもシネクイントだし。
マイ枕を持参して見るという、ちょっとしたイベントをするというのも好き。
シネクイント大好きになった。