今日の本

コンプレックスに勝つ人、負ける人 (PHP新書)

コンプレックスに勝つ人、負ける人 (PHP新書)

学歴、知的、容姿、家柄コンプレックスを感じさせない、むしろそれをばねに!という強者の理論を提示する。
若者が『社会的弱者』に転落する (新書y)

若者が『社会的弱者』に転落する (新書y)

鷲田は「日本では家柄のよさにたいした意味がない」など、コンプレックスの元となる他人との格差に対して些細な差であり、個人によって克服可能と述べる。これに対して、宮本は中高年と若者との間の経済・就業格差、若者の自律を促さない親・社会、そしてこれらを社会的問題として捉えようとしない社会の意識に問題があると考える。
コンプレックスを持つ人を、哲学的に内部から、社会学的に外部から、それぞれのアプローチ方法で読んでみることができた。偶然にも。