欲望を満たせ!エステティックサロン体験記

最近、某大手エステサロンに通いました。

エステを受けるまで●
あくまで体験ですが、3週間という30名限定の破格のコースをチョイス。 
無事に30人に納まったようで(人数制限は実際には無いのではないかと考えるが)、初日はカウンセリングから始まりました。しかし、カウンセリングといっても、フィードバックはあるわけでもないし、形式的なものにすぎません。というのも、その情報は専ら勧誘のネタにするのですから。つまり、食生活や身体の数値データを元に、さも危機的状況にあるかのような厳しい意見を述べるのです。もう、既にコースを選択したときから、継続のコースを勧めてくる。すごい勢いで勧めてくる。恐ろしいね!
でも、勧めてくるのは、半年間で120万とか70万とか、そんなんですよ?「もっとお安いので…」と言っても25万ですが、120万の後に見ると一瞬「安い!」と思ってしまうんだから、お金って怖い怖い。
まっ、たとえ「安い!」と思っても、「一生物の体が手に入る」という殺し文句に負けて、ついつい、「じゃ、それでおねがいします…」なんて言える桁ではなかったです。私には。分割払いであっても。
で、「無理にとは言わないですけれど」と履き捨てられて、その瞬間から、極めてぞんざいなあしらい方をされるようになりました。ううう…金は無敵です。
というわけで、今回のコースのみ受けることとなり、誘惑の第一関門突破です。

エステ体験●
エステサロンていうのは面白い場所ですね。
女性率100%。女の花園です。
白を基調とした調度品やアロマの香りでむんむんです。
エステティシャンの白い制服と綺麗な容姿が、羞恥心を抱かせます!
ああ!おねーさま!
2年前にエステサロンを備える化粧品会社に連れて行かれて、叱責をくらった、あの厳しく切羽詰る感じはありません。従業員さんは皆優しいです。
優しくトークをしながら、常に営業活動を行っているので、恐ろしいです。
表面上気持ち穏やかで、優しくて、理解者であるかのような様子を見せながら、一体どんなことを客に対して思っているのかと考えると…。ぷるぷる。

さてさて。
実際の施術のほうですが、楽なイメージがあったのですが、熱い(低温やけどしそう)、苦しい(うつ伏せで長時間いるので息できない)、しびれる(体勢が悪く手がしびれる)といった苦行でした。リッチでエレガントな気分になんかなれません。様々な行程を流れ作業で進んで行き、自分がモノ化したような気分でした。
脂肪や冷え性に対処する施術ばかり(当然ですが)なので、益々脂肪や冷え性が憎く、大問題のように考えるようになってゆきました。言葉と体験による刷り込みです。
こうやって、エステを通じて問題が解決されるんだ、と思うと、エステを継続したくなりますよね?私はエステが一回2時間もかかったことにより、非常に魅力を失い、継続する気など全くなくなりましたが。

エステ終了日●
3週間のコースだったはずなのに、一回にたくさんのことをされて、2回で終了してしまった。忙しかったのでかえってよかったけれども、すでに追い出したいオーラが漂っていますね。
最後の日は、益々扱いがひどかったです。「千田様は継続成されないのですか?」という問いを、既にその問いに答えたにもかかわらず5回は聞いていましたよ。うんざり。
「汗いっぱいでましたねぇ」という言葉が、まるで汚い物を見るかのように聞こえたくらい、相手もうんざりしていました。金にならない客でごめんなさいね!
そして、最後の最後の会計(といっても一括で払っているので会計はないのだが)後、いつも気持ち悪いぐらい見送ってくれるのに、最後の日は、見送りも、ありがとうございましたも何もなく、レシートと券を返された。うっかり「もうこの後何もないのですか?」と聞いてしまったよ。まったく。

エステの感想●
30回良く噛みましょうという習慣を身につけた。
それ以外は、特に得られたことはない。
大枚叩いて長期継続しない限り、時間の無駄ではないかしらね。
貧乏子どもが来る場所では有りませんでした。当然だね!