NWEC 平成17年度「男女共同参画のための女性学・ジェンダー研究・交流フォーラム」

http://www.nwec.jp/program/invite/2005/page08.php

本日、「STOP!24条改悪キャンペーン」のワークショップ(WS名:憲法24条の価値 【人権、男女平等のもつ意味はこんなにも広く深い】)に、物販ブースとして参加して参りました。pppグッズの売り子です。

ワークショップは、とりわけ目新しい情報が聞けたというわけではないし、むしろ批判の内容が使い古しのものばかりだったように思える。また、個別的で局所的な批判ばかりで「24条」というキーワードを掲げて、女性・家族・セクシュアリティ・身分などの様々な問題を抱える人が連帯することの意味について考える場にはならなかった(つまり、こうしてワークショップを行ったとしても、それぞれの問題の当事者が騒ぎ立てて、「様々な問題がありますね、皆さん配慮しましょうね」という同意を参加者全員に押し付けることにしかならない)。ただ、ワークショップの最後に、辛うじて「フェミニズムも芸能活動が必要なのかもしれません」とおっしゃった、このような情況をよく理解している方がいらっしゃったのが幸いである。しかし、イメージ戦略を用いるとしても、ホワイトバンドのようにトレンドのファッションにしたくはない。最近ホワイトバンドが流行っているが(特に若者に。ライブにいったらバンドをつけている人が沢山いた)、基本的な経済構造を省みずに行われる協同作業にお祭り騒ぎになるような無邪気さによって事実が隠蔽されているという批判もあるように、自分の立場というものを棚に上げた活動だけはしたくないのである。
では、どうやったら問題意識がより多くの、様々な人に共有されるのか。
今、それを考えたいのだが。