ショートスリーパー

睡眠時間が極端に短い人のことをショートスリーバーといううんだって。そのまんまだけど。

アメリカの発明王エジソン。フランスの英雄ナポレオン。イタリアの天才画家レオナルド・ダ・ヴィンチ。これらの偉人には、ある共通点があった。それは、「ショートスリーパー」であるということ。ショートスリーパーとは、睡眠時間が極端に短い人のことで、1日の平均睡眠時間はエジソンが4時間、ナポレオンが3時間。ダヴィンチはわずか90分程度だったといわれている。
F.E.R.C Research Report - File No.0263「「1日4時間で大丈夫! 眠くならない究極の超短眠術を調査せよ!」

私も90分(1時間半)または180分(3時間)しか寝られません。

眼が覚めた後、眠いという感覚は一切ない完全に覚醒した常態で、直後にご飯をもりもり食べられるほどです。短眠によって生活に全く支障はでませんが、しかし、このような一般とは異なる睡眠リズムでよいのだろうか、病気かしらと疑問や不安を感じていました。
が、こうして私の短眠問題に対して、「ショートスリーパー」という称号が与えられることによって、その健康効果や歴代のショートスリーパーたちの面々たる顔ぶれによって、ある意味自慢したいぐらい、肯定的に短眠を捉えるようになっているのですね。ダヴィンチと一緒だぁわーいって。単純ですが。

科学によって病気や現象が解明され、それに名前が付けられることによって、名前あるものとして存在しなかったカテゴリーや対象が可視化し、実際に増加するといわれています。科学がもたらした病気/健康、異常/正常という、二項対立的区分は、中間に位置する大部分の人びとを大きく病気や異常へと振り分け、病気化する。(私の場合は幸いにも病気のカテゴリーではなかったですが。もしも、病気と判定されたら即刻明日から心療内科などに通っていたはずです。)
最近話題の「喫煙は病気です」(「喫煙は「病気」9学会、初の治療指針産経新聞、「喫煙は病気、禁煙で具体的指針共同通信))というのなんかもそうだよね*1

まぁそんなわけで、「病気」という言葉によって自分がカテゴライズされてしまうことを酷く嫌がる私は、精神・身体障がい者が提唱した「障害は個性」というスタンスが誰にとっても当てはまることだということでこれを再評価したいなと思いました。

*1:「女性には美容に悪影響であることを知らせる治療方針を盛り込んだ」というのは違うけど