もっとキミのストーリーを読みたいんだ

日記やブログを読んでいると虚勢を張らず嘘をつかず自身の欲望について懇々と語る類の文章に惚れている自分に気づく。アンテナに登録して毎日何度も読んでしまう。
自身の内面を、とりわけ恋愛や人間関係に関することでの自分の問題意識、考えなどを、決して巷の道徳や規範を鵜呑みにするのではなく自身の行動に即して省みる男性、あるいはその考察の軌跡を文章なりブログになりに書く男性と、お話ししてみたいな。私の周囲には、自分と離れた対象や世界のコトについて語るのは上手な男性は多いが、彼らから内面的な話を聞くことはない。いやいや、それは、私が彼らにとってのそういう相手では無いからかもしれないけれど。彼らも(私が経験している)女同士の会話のように内面について打ち明けあって相談しているかもしれず、私がそれを知らないからかもしれない。だから、あえて、無理を言ってでも、私は男性と内面的な話をしてみたい。「男は結局セックスしたいだけなんだ」、「男と女は理解しあえない」といったような持論が、女である私の意見と平行線をたどる可能性はあるにせよ、相手の期待に反して意気投合するかもしれないにせよ、そういった意見を聞くこと自体が嬉しい。これは同胞意識なのかもしれない。私は確実に男性よりも女性のほうが多く書く傾向にある私的で詩的で内省的な文章の世界にあらゆる人を招き寄せたがっている。