【序論】私と院と就職と。

昨今では、大学院に行く人は天才とは限りませんし、様々な目的で入学しています。
ですので、大学院生にとって就職するという選択肢は彼/彼女らのライフコースとしてはなんら矛盾はないのです。
しかし、肝心の企業は、大学院の実態を知りません。旧来の大学院、院生イメージ、すなわち大学院生=学者の卵、硬い、理屈っぽい、コミュニケーション能力が低い、マネージメント力が低い、リーダー気質ではないetc…(詳しくは、日経連の「イノベーション創出を担う理工系博士の育成と活用を目指して」「企業における博士課程修了者の状況に関するアンケート調査結果(2007年2月)」(PDF)を見よう!!!!!!)といった、人物像を抱いております。
そこで、本ブログ(『嗚呼女子大生活』改め『嗚呼院卒就職』)では、どのようにしたら企業から見た大学院生像と、実際の大学院生の実態間のギャップを埋め、急増した大学院生が自由に進路決定できる土壌を作ることができるのかについて、とりわけ、私を含めた、政治的思想を扱うジェンダーフェミニズム研究者が社会(とりわけ企業)でどうしたら自らの能力を発揮できるのかについて、自己の経験を交えながら考えてゆきたいと思います。

毎日夜遅くまで働いているので、頻繁な更新はできないと思います。
しかし、学歴難民という社会問題(しかし、私は問題といいたくありません。なぜなら院生側の問題のように聞こえてしまうからです。確かに院生にも「院生」っぽい人はいるかもしれませんがそれが全てではありません。よって、本ブログでは企業側に責任がある社会問題であると捉えます。)については、どうしても考えてみたいのです。

それでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。