身体・メディア・テクノロジー論

今日はグループ討論をした。ちなみに私のグループの特性は、『キャリア志向、仕事継続』派。

+課題〓 自分の生活で感じるジェンダーバイアスについて述べよ
+課題〓 男女関係において自分(女)は男に何を求めるか述べよ

課題〓で興味深い発言が多かったのでご紹介。

・女に料理を作ってもらうだけで手伝いも何もしない男はいや。料理作れなくてもいいからできることを手伝ってほしい。
・過剰な親切はお断り。『女だから〜できないだろう』と決め付けすぎ。
・男が考えるフェミニズムフェミニスト)は一部分にすぎない。偏見もつな。
・男の知り合いが少なかったため、男はみんな付き合うとかそういう目的しか女を見ないと思っていた。だから当然として女らしく振舞っていた。しかし、勉強したことと現実とのギャップに葛藤している。(女子高暦8年目の子の発言)
・女だからと区別されて得したこともある。得したと思うと同時に差別の根源を認識する。
・区別を当然とみなしておいしいどこ取りする女は悪い。

かなり話題が錯綜しているが、女らしさの押し付けを認識し、時として嫌がるにもかかわらず、無意識的に場の雰囲気に合わせて女らしく振舞ったり、区別による恩恵を受けているということがわかる。そしてさらにはそのような状況に疑問を抱かない女を嫌っているという。

うーん、どうなんでしょ。
自分で自分の首を絞めているかんじだね。
要するに欲張りなんだろうなあと思う。女らしさもほしいし、女らしさによる恩恵も受けたい、けど女らしさを強要されて不当な扱いをされたくない。
結局どっち重視なの?と思うが、
『たとえ性差別を受けたりと職場の環境が悪くても、自分の好きなことが仕事なら我慢する』『独身なら仕事しなくては生活できないからいやでもやる』と女らしさを積極的に利用する気も全くないが、差別に対しても楽観的というかそれほどの問題意識は持っていない。本当に仕事を続けたいならば、仕事に責任と自信をもって取り組みたいならば、やはり規範に妥協しないことが大切かなあとおもう。自分の仕事に無関係な要素を持ち出されて評価や給料が下がっちゃうんだよ。そんなのいやだね。男や社会に『女らしさを求めないでください』といったって女を売りにする女がいる限り、そして女らしさを買う男がいる限り、それに伴う規範を揺るがせない。規範を揺るがすには、万人が認める方法ー(男)社会のルールーにのっとって頑張るか、自ら社会に異議申し立てをするか、次第に整いつつある法律や政策の国民への浸透とそれに伴う社会整備が完了するときを待つか…と、いろいろ考えられるが私は今の社会にあったやり方で賞賛を得る努力をするが、それでも認められないならばさっさとそのやり方を捨てて、雇用者に文句のひとつでも100でも言おうと思う。