卒論を書く当たっての戒めFor自分 Vol.2

男女別学/共学問題は、明治新政府設立後、女子が教育を受けるようになって初めて生まれた問題なんだ。女子がいない教育現場に男女別学なんて考えはない。当然。
しかし、そのような実際の変化と同時に思想が大きく関与していることをしっかり提示してゆきたいのだ。
……古人は兄弟といへど、幼(いとけなき)より男女席(むしろ)を同じくせず……
「女子に与ふる書」の14条(「礼記」の「七年男女不同席。」を参考に記述された)この一説が今後の男女別学の根拠になっていったことを見逃せない。そして、この「女子に与ふる書」は「女大学宝箱」の核心にあるものなのだが、このような女訓(女子教育の手引書のようなもの)において特に男女の別学を述べる必要があったということは、不埒なもの、劣ったものである女に女としてのわきまえを身につけることを述べているように思う。男女別学・別教場は女子教育の問題。女子教育がメインストリームである男子の普通教育といかに区別されるべきかを常に模索していく、教育令以降。女子教育についての思想を追うことによって、男女別学がどう求められていったのか、時代ごとの男女別学の意味を考えてゆきたい、そうおもう。
だけど、研究の方向を見失いがち。暴走しがちな執筆2週間目。
忘れずに!