そもそもの始まりは

これを授業で半年(!!)かけて読んだ学部(2年)の授業にあったのだ。洗脳された。今読んだらどうなのだろう。すっごい勢いのある文章だから、正直読む気力ないけどさ。

「シングル単位論」の恋愛観は、本当に私たちを幸せにしてくれるの?

(「cafeglobe.com」より。 id:seijotcp:20051028にて参照)
びりびりに破かれた恋文。つらすぎ。

でも
「一生」という言葉が現実的に虚偽だからと言って、「一生」好きを願ったり約束してはいけないわけでもないし、シングル単位の恋愛観が別れの辛さを解消してくれるわけでもない。
今の関係を信頼する、そして結果的に「今」が連続すればいいというように、時間を輪切りで考えるのは、確かに、一コマ一コマは常に正しいように思うし、第一今だけを考えればいいのだから楽だ。
でも、人って結構賢いから、今この瞬間だけを考えるなんてことはなくて(出来なくて)、今を考えながらも常に過去や未来や別の空間に意識を働かせる。
吾思うゆえに吾有り。
だから、もしも、今だけ考えるんだと「割り切る」といった積極的に未来を忘却する技術が必要なはずなのだけれど、しかしこの恋愛観についてはそれは出てこないんだよね(出てきてしまったら、理論的にまずい)。積極的に今を信じるだけなので、「○○を好き」且つ「××を好き」は個人のアイデンティティとしてまったく矛盾しない予定だから。