お金は大切に。

今日はゴミの日でした。ゴミ箱からポリ袋にゴミを移しかえていたら、ゴミの中から1円玉が見つかりました。多分、机の上に無造作においてあった小銭の一つが落下したのでしょう…蓋がついているゴミ箱だから入らないはずなのですが…。
とにかく、お金を大切にしない自分に軽く反省しました。

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学校に出る前に、後で財布にしまおうと思って、Gパンのお尻のポケットに壱萬円札1枚を入れました。窮屈なその場所になら、例の紙切れは完全に位置が固定されるはずだ、落ちまい、と思いました。確かにあまりにもお札がポケットの隙間にフィットしていたためにお札を財布に入れるのを忘れたくらいです。
そうして大学まで歩いたり昇ったり座ったりしていますと、いつの間にか尻とデニムとの間による摩擦力によって、壱万円札に対して上向き方向の力が発生し、位置移動が行われていました…。
薄身の壱万円に気づくほどのセンシティブな尻ではないため、このようなお尻のなんだかさびしい感じに気づいたのは学校到着して2時間経過後のこと。顔面蒼白、になっていたかどうか分かりませんが、とにかく私が通ったあらゆる場所探しましたし、交番に行って、メトロに行って、電話かけて、と届いている可能性に賭けてみたのですが、当然届けられていませんでした。
誰もが、「裸でじゃねぇ」「財布に入れなきゃねぇ」と私が悪い風なことを言うのですが、いいえ、盗ったほうが悪いんですよ。でもそうは思わないのですね。人間は滞在的に非行者なのだと思いました。盗りたい気持ちのほうに同情するのですから。当分人間不信です。
しかし、本当に自動的にポケットから出て行ってしまったのか?と気になりました。
なので、実際に紙切れをはさんで駅から大学までの通学路を、再度歩いてみたのですが、またも知らないうちに喪失していました。ちゃんと紙切れの存在を意識して確認していたのにも関わらず、です。摩訶不思議。


まぁ元気出して、「お金を大切にしよう!」、ということを1万円を払って学んだということにします。そして、さらには、そのお金がその日生きるにも困っているような人の手に渡ったことだと信じることにします、あまりにも悔しく情けないので。