ゴールデンウィークの記憶

勉強休み日。
朝、自転車に乗って埼玉を出発し東京方面へ。
お決まりの122号→北本通り→本郷通りというコース。権現裏門坂手前の本郷通りは、何やらどこか遠くから訪れたバスの観光客で道がにぎわっている。なるほどね、つつじ祭りねと思い、早速、根津神社へ。小さな境内が年齢層の高い人々でごった返し、みんな仲良く亀の歩みで境内を移動。バスガイドさんは無理に人ごみを掻き分けて引率するから、おばさんたちは大変。あまり繁盛していない屋台が栃木の某有名厄除け大使に似ているなと思ったりと、私は一人静かにお祭り気分。正午から無料でつきたてのお餅を配布するそうだったけど2時間近く待ち時間があったので、しぶしぶ退散。

次は東大へ行き、安田講堂の前でぼんやりしていたのだけど、一人でいるのがもったいない天気だったので、GWは研究室に通いっつめの友達を呼び出す。池之端門を抜け不忍池の周りを散歩。その後マックで恋愛の話、結婚の話をするものの、正直私は上の空で(だって、結婚に対して理想なんてないし、結婚するというイベントは計画などできない私にはどうしようもないことなのだもの)。窓の外の今日の行楽を楽しむ人々や車やバイクの流れを眺めて、あれこれ考えていた。帰り際に、もっと遊びたかった(本当は前からとまりに来てと言われていた)ようなことを言われ、ほんとごめん。乗り気じゃなくて。

友達と別れた後、3時くらいかしら、本郷を抜け、秋葉原へ。
歩行者天国は、歩行者のためにあるだけの、特に何もない道になっていて、最後に見たアイドルたちのいた道と重ねてさびしく歩く。交通博物館も無くなってしまうしね、と、入館するほどのマニアではないので外観だけ見る。

秋葉原に用事はないと、神保町に移動。
お茶のカフェに行って勉強してみたり、それに飽きたら、自転車用品のショップに行って輪行袋を買ったり(というのも、帰る気力がなくなったので、運んで家にかえろうと思ったのです。弱いねぇ)、スポーツ用品店は面白い。おなかがすいたので、自転車をそこら辺に置いてのろのろと歩き、偶然どっちの料理ショーに出たそう、有名な餃子屋さんを発見。黒豚餃子をビールとともに食べた。うまい肉汁を閉じ込めるためには餃子の皮が良くなくちゃいけないんだよ、肉の美味さじゃないんだ!と大興奮のおいしさだった。もう午後8時ごろになり、新宿に行ってとあるプチオフ会に出ましょうかしらとおもったりもしたんだけど、自転車が邪魔なことよりも、何よりも、スポーツウェアはまずいだろうということで、帰宅。即就寝。