フェミとは 『駄フェミ屋。―Outsider Feminism』

大学時代からの知り合いの方から『駄フェミ屋。―Outsider Feminism』という同人誌をいただきました。
(>知り合いの方(あえて匿名) ありがとうございます、後ほどお礼の手紙をお送りいたします)

『駄フェミ屋』
http://dafemi.web.fc2.com/

HP冒頭より

私にとってフェミってこんな感じなんだよ、とブログに書く時と同じように自分の言葉で、分かりやすく楽しくアピール出来る本、『フェミって●●だよね〜』とネガティブに決めつけられそうになった時、いやあ、でも色んな人がいるよ?楽しいことだってたくさんあるよ、これ読んでみて!って渡せる本を一緒に作りませんか?出来たら装丁もおしゃれで手にとりやすいものを目指してます。

最近しょっちゅう、めちゃくちゃフェミだな〜と感じる発言に、『私はフェミニストじゃないけれど』『フェミニストの主張には同意出来ないが』というような意味の但し書きがついてくるのを見て、悲しくなってしまいます。

じゃあ、一体フェミって、フェミニストって何?
吐き出すように侮蔑的に語られるフェミってものすごくネガティブで画一的すよね。

私が遭遇した形容を挙げてみると『不細工で男性にモテなくて女の権利ばかり主張する重箱の隅をつつくようなことを言っている幼稚で恐くてキャンキャンとヒステリックな』。
私は最近、このネガフェミ、誤解なんじゃない?とにらんでいます。
ううむ、そりゃ人間誰しも欠点はあるからネガフェミの嫌項目の一つや二つ、当て嵌まる可能性はあるけれど(実際私はモテません。そして多少しつこい性格です)、でもみんながみんなネガフェミに何もかもぴったり当て嵌まるわけないでしょう。

フェミだって色々あるよ、フェミニストだっていろいろいるよ。
私が思ってるフェミって巷で流布してるイメージのフェミとはちょっと違うよ。

私にとってフェミも、フェミな友人も、フェミである自分もとっても大切だ!
それが分かる本を一緒に作りませんか。


多数の「フェミ」がいて、それがそれぞれであるということ。
それにもかかわらず、その主張を軸として1つの本を生み出したのだということ。
「フェミ」が多様であることを前提としていても、やはりそれを承知の上で一つにまとまる必要性がまだまだあるんだろうね、「フェミ」には。ま、そもそも孤独な闘いを強いるような思想じゃないし。

個人の自己語りで構成される本誌は、コンセプトから構成・表紙デザインまで徹底してフェミニズムで。
読ませる工夫とフェミニズムとは別物だから、構成やデザインはもっと別物でも良かったのかもしれないですね。

この同人誌は、2007年度の大阪府男女共同参画活動事業補助金の対象事業で出版したそう。
現在は、府知事が変わったことにより大阪のドーンセンター(男女共同参画推進センター)が売却されるっていう話が浮上してますが…。
http://www.sukiyanen-dc.com/