公立小学校に通年制導入

茨城県総和町
学力低下を心配する両親。そのニーズに応える公立学校。こうした互いの要求を聞きあうことで、地域の特性、社会の流れを反映した教育ができるのかもしれない。これは教育のスリム化、多様化・自由化を図ることを目標とする学習要領のせいでもあり、おかげでもある。国家が期待する国民像はあるのかないのか知らないけれど(あえて言うなら、国を愛する心かな)、教育に国家がほとんど介入しない、本当の教育地方分権化。小国家郡に近いかもね。極端に言えば、都内なら、少子化が進んでいることをむしろ利用して、1学級10人程度の超小規模学級にした中学受験への学力が身につく公立受験小学校が出来上がるかもしれない。そうすると、教育の嗜好性は市場や流行の言論に左右されるのか。

総和町の試みも、受験を意識したものなのだろうか。塾の一斉テストを思い出すような評価法。

現行の通知票をやめ、「足し算や引き算」「漢字の読み書き」など学習単元ごとの評価をそのつど児童に渡す「学習カード」に変え、学習達成度や理解度が分かるように表記する。

同町の田続功教育長は「通年制によって授業時間が今までより確保できる。学習カードも子ども自身が学習の習熟度をチェックできるので、学習意欲の向上にもつながる」と話している。

小学生も勉強、勉強と追われるね。絶対外で遊んでおいたほうがいいのに。大きくなると木登りとかそうそうできないよ。